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by 杏菜  at --:-- |  スポンサー広告 |   |   |  page top ↑

特等席

 
あなたの左側。






杏菜と荒井さん、何回目かのデートで映画を見に行きました。

仕事上の理由でダメになってしまい、そのまま流れちゃうかと思ったら
別の日で予定を立て直してくれた荒井さん。

平日の夜の映画館。 席はまばら。

指定席ではないので、中央付近のベストポジションに座る。

杏菜は左側。荒井さんは右側の通路側に。



映画に限らず、並んで歩くときや並んで座るとき。

杏菜が左側になることが多い。

杏菜自身が左側にいるのが好きだから。

左側の立ち位置が好きだから。

荒井さんと居るときも、自然とそういうカタチになっていた。

「杏菜は左。 荒井さんは右。」


映画を見終わり、中途半端に時間が残ってしまったので

近くにある広い公園を散歩することになった。

冬は過ぎ、もう春と呼べる季節になっていた。

桜の木の下に設置されたベンチに腰をおろす。

「杏菜が左。 荒井さんが右。」

荒井さんがタバコに火をつけ、一息つく。

吐き出された白い煙は杏菜の前を風に乗って流れていく。


荒井 「あ!煙そっち行っちゃいますね。場所変わりましょう」

杏菜 「え?平気ですよ?直接顔にはかかりませんから」

荒井 「いやでも、なんか悪いし」

そう言って荒井さんが立ち上がってしまったので仕方ない。

左側のポジションを荒井さんへ譲る。

いつも右側にいる荒井さんがいなくなってしまって、少し寂しい。

傍にいるのに。

場所が変わっただけなのに。

でも、荒井さんが気遣ってくれる姿勢が嬉しかった。

杏菜はタバコは吸わない。

煙が直接当たらなければ不快には思わないし、

タバコを吸う人を毛嫌いするほどではない。副流煙の中で育ってきたから。

だから杏菜はそのまま左側でもよかった。

なにより、風に乗って流れてくる荒井さんの香りが大好きだから。


すると荒井さんがこう言った。


「なんかいつも左側にいるから、不思議な感じがする」



この言葉はすごく嬉しかった。

荒井さんも同じように感じてくれていたことが。

刷り込みが成功した、なんて思っちゃいけないんだけど。



あたしは ・ いつも ・ あなたの ・ ひだり。





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by 杏菜  at 20:52 |  杏菜と荒井さん |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

友さん

友達や好きな人以外と歩くときは、立ち位置なんて気にしないんですが
彼と歩くときは自然と左側を選びます。

「いつも左側」 って言葉が嬉しかったです♪♪
by 杏菜 2008/06/19 11:23  URL [ 編集 ]

No title

あぁ特に気にしたことはなかったけど、あれ?
わたし達はどおだったかな?
なんてかんじた。

>「なんかいつも左側にいるから、不思議な感じがする」


近くにいてもそういわれるのって
なんだか快感w
by 友 2008/06/16 01:22  URL [ 編集 ]
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