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by 杏菜  at --:-- |  スポンサー広告 |   |   |  page top ↑

大人の階段のぼる

 
告白・・・その後。






前回←の続きです。

社内に好きな人がいる、と荒井さんに伝えた。

「もしかして、俺?」
「・・・はい」

自分で言ってはみたものの、明らかに動揺を隠せていない荒井さん。
杏菜 「あっ、でも、だからどうこうってわけじゃなくて、こんなこと言われても
   困るだろうなとは思ったけど、伝えておきたくて」

荒井 「いや・・・。まぁ、ありがとうございます。しか言えないんだけど」
杏菜 「・・・・よかったぁ・・・」
「え?」 と、きょとんとする荒井さん。
杏菜 「迷惑に思われたらどうしようかと思って・・。」
荒井 「それはないけど・・・」
杏菜 「よかった・・・。なんていうか、好きになった時点で失恋じゃないですか。
   だから、本来こんなことは言うべきではないんですけどね・・・」

荒井 「や、失恋っていうか・・・。 え、いつごろから?」
杏菜 「え~っと・・・去年の10月とか11月あたりから・・です」
荒井 「そうなのっ!? 俺全然気付いてなかった」
杏菜 「そうですか!? てっきり気付かれてるんだと思ってましたよ?」
荒井 「いや、全然気付いてなかったなー」

自分でもわかるほど、あからさまに好意が伝わっていたと思っていたのに
男の人は本当に鈍感なんだなぁと思った。

杏菜 「具体的にいつから~とか、きっかけがあるわけじゃないんですけど、
     気付いたら・・・好き だなぁって・・・」


言えた。ちゃんと自分の口で、伝えることができた。


その後も社内のことや他愛のない話をし、店を出る。
想いを伝えることができて、杏菜は満足。

すると荒井さん。

「もう一軒行きますか?」

想像もしない展開に、杏菜はびっくり。
杏菜 「えっ、いいんですか!?」
荒井 「いいですよ。まだ時間もありますし」

時間があるとは言っても、10時手前ぐらいだったはず。
そして荒井さんは1時間ぐらいかけて電車で帰る。
荒井さんは時間大丈夫なのかな、と思いながらも
せっかく荒井さんから誘ってもらえて、こんなチャンスはもうないかも知れない。
それなら、今夜ひとときは荒井さんの時間を借りようと思った。

杏菜 「じゃぁ、行きましょう♪」
荒井 「高山さんは大丈夫なんですか?」
杏菜 「大丈夫ですよぅ。うちは放任主義ですから」

歩き出す荒井さんの横に並んで歩く。それだけで新鮮だった。
会社の人と肩を並べてあるくなんて、あまりないことだから。
こんなに至近距離に居る。ましてそれが、荒井さんだなんて。

近所を歩いていると、BARを見つける。
荒井さんの後をついて、中へ入る。
成人して数年。杏菜はあまりお酒を飲まない。回数も量も。
BARなんて生まれてはじめて足を踏み入れる場所。
薄暗い店内、ジャジーなBGM。
想像通りの場所に、ちょっと興奮を覚えた。

杏菜 「あたし、BARなんて生まれてはじめてです」
荒井 「本当っ!? じゃあ大人の階段のぼっちゃったね」
杏菜 「(笑) そうですね。のぼっちゃいました☆」

どのくらいそこにいたのかもわからない。
どんなことを話したのかさえ覚えていない。
けれど、とても楽しかったことは覚えてる。
スーツ姿の荒井さんはかっこよくて。
はじめてふたりきりだから本当に嬉しくて。

だから、言われるまで気にもしなかった。
荒井 「高山さんは時間大丈夫ですか?」
杏菜は、何時に帰ろうと別に問題はない。
けれど。
荒井さんには帰るべき場所があるわけで。
杏菜 「あ!あたしは全然平気ですけど、荒井さんは大丈夫なんですか??」
荒井 「俺?俺は平気。 もうめんどくさいから帰らないつもりだし」
杏菜 「帰らないっ!?」
荒井 「いきつけのネットカフェがあるんですよ。俺の宿泊場所」
杏菜 「ネットカフェ!?」
荒井 「ビジネスホテルなんかに泊まるより全然安いし」
杏菜 「へぇぇぇ」
聞けば、年末の忙しい時期などはそうして帰らないこともあるんだとか。
結局、BARの営業終了時間までそこにいた。
時間は深夜の1時か2時。
店を出た二人の足は、なんとなく同じ方向に向いていた。
それは、周辺に立ち並ぶラブホテル街・・・・・・・・

なんてことはもちろんあるはずもなく、杏菜が自転車を停めていた場所。
駅周辺は男性が一人で歩いていると夜のお店から声を掛けられる。
杏菜の自転車を停めていたとこから荒井さんの宿泊場所であるネットカフェまでは
駅の方面へ向かうしかない。 普通は逆なんだろうけど、護衛がわりに
杏菜は自転車を押しながら駅方面へと並んで歩く。
かれこれ7時間もずっと一緒に過ごした人。
杏菜も荒井さんもあまり飲めるほうではないはずなのに、
気持ち悪さもなく4~5杯は飲んでいた。
長い時間ずっと一緒にいて、しかもお酒も飲んでいて、
それでも気分が悪くなったり相手を嫌だと思わないことが新鮮だった。

荒井さんをネットカフェまで送り届けて、その日は終わる。
さ、誰か好きなひと見つけなくちゃ。
荒井さん以上に、好きだと思えるひとを。


・・・・はずだったのに。
終わらなかった。
もはや話の流れなんかはまるで記憶にないけど、
駅を通り過ぎてさっきまでいたバー方面へ向かっていた。
3軒目を探して。
更新が滞ったうえに次回に続きます。



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by 杏菜  at 21:25 |  杏菜と荒井さん |  comment (4)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

友さん

待っていてくださったんですか!?
そんなこと言っていただけると、とても嬉しいです。

告白・・・自分からするのは久しぶりだったし、
相手に直接伝えるのは初めてに近いことだったのでとても緊張しました!!
今回は普通の恋愛ではないから尚更でした・・(^-^;
by 杏菜 2008/05/17 03:02  URL [ 編集 ]

M...さん

ごめんなさい、長らくお待たせしてしまいました・・(汗
おかげで、ランキング急降下でガクリ・・・(泣

長くなってしまったので、もったいぶってみました☆
でもご安心ください。近日中に次回作は上がります!!
by 杏菜 2008/05/17 02:59  URL [ 編集 ]

No title

更新待ってましたよぅ!

告白・・・。

うーん新鮮!

男の人って女の人と比べると
鈍感かも~って私も思うよwww
by 友 2008/05/17 01:16  URL [ 編集 ]

やっと更新だぁヽ(´ー`)ノ

続きが気になる…終わり方だよ~今回も(笑)

なんだか、読んでて…超若かりし頃のドキドキ感が甦ってまいりました(´・ω・`)
by M 2008/05/15 23:26  URL [ 編集 ]
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